字余りの下書き

Twitterで書きたかったけど文字数が足りなくて下書きに保存するしかなかった、あくまでもそんなつぶやきです。

何もしなかった1日の話

寝た時間の割には早く起きてしまった。1日中冷房をかけているはずなのに、起きたら盛大に寝汗をかいていた。

昨日、大学院試験の面接を終え、猛暑日の真っ昼間をフル装備のスーツで帰った時に、もう今年出せる汗は全部出し切ったものだと思っていた。

やっと、あれだけ早く終わってくれと願っていた試験が終わったというのに、これまでと変わらない全くすっきりしない朝だった。

今日は何もしなくたって誰も咎めないだろうと思った。散々すり減らした精神を早いうちに回復させたかった。

 

YouTubeを開いて、「最近なんだか面白い動画がないんだよなぁ」と思いながら動画を何本か観た。受験勉強の間もずっとやっていたし、なんだか代わり映えがしない。もうちょっと、試験が終わったぞ!という感覚が欲しかった。

少し飽きてきたところで、そういえば、とSwitchを取り出した。ポケモンDLCを買っていたものの、院試の手前こんなことをしている場合じゃないと放置してあったのをやろうと思った。でも、最初の大きなイベントに入る前になんとなく中断してしまった。どうしよう、ポケモンを一番あてにしていたのにな。あんなに楽しかったはずなのに、何も感じなくなってしまった。

仕方がないのでTwitterを開くと、別の学科で院試の結果が出た人や、もう試験は終わっていて研究という日常にすっかり馴染んだ人、夏休みに入った喜びもそろそろ落ち着いてきて各々の趣味に興じる人、いろんな人がいる。

こうやって、誰かの人生を見ているのが結構好きだ。やったことのないゲームの実況プレイを見ているような感じで、詳しいことはわからないけど、少しだけ自分の視野が広がったような感覚になる。

だが、今日はなんとなく、「何もしてないのお前だけだぞ」と言われているような気持ちになった。

「俺は頑張ったんだから、今日はゆっくりするんだよ」と言い返してやりたかった。

でも、実際、頑張ってなかったから、何も言えない。あのとき(「なにもしたくない」の自己分析 - 字余りの下書き)からずっとどうにかしなければと思っている現実逃避癖は結局のところ試験本番を迎えるまで解消せず、火も起きなかったくせに今こうやって燃え尽きている。

試験勉強の間、そして今もずっと、仮に受かったところでやっていけるのだろうかという不安と、とはいえ今から就職するのも修羅の道だろうという懸念とが頭の中を喧嘩しながらうろついている。

道を決めかねているのは、どっちにしたってうまくいく自信がないからで、自信がないのは、やるべきことを目の前にしてだらしなく逃げようとする自分の姿を嫌というほど見てきたからだろう。この半年頑張れなかった自分が、今後一生自分の足を引っ張り続けるのではないかという絶望感すら覚える。

このまま何も頑張らなかったら何もできない人になってしまうと思いつつ、どこかでなんで生きるだけなのに頑張らなきゃいけないんだとも思っている。きっとこんなんだからダメなんだろう。

大変恥ずかしながら21歳になるまで自分の将来についてなど微塵も考えたことがなく、自分に何ができるのかも、何がしたいのかもわからないままここまできてしまった。

こんな文章より、もっと考えるべきことがいくらでもある。